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【特許】【iPad第9世代・次世代Apple Pencilとその先のエンターテイメントのトレンドを予想してみた】

技術者目線の小話
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こんな人に読んでもらいたい記事です.

apple製品が好きで,次のiPad製品(第9世代)が
どのようになるのか気になる

という人

結論

次のiPadでは触覚に訴えるアプリが使えるようになるかも
「Apple One」でゲームなどのサブスクも開始するので,
そこで専用ゲームが出てきたら面白いと思います.

はじめに

こんにちは,りゅういえんじにあです.

毎回新しい機能を搭載してワクワクさせてくれるappleですが,
今度はヘッドホンを発表したようです.

でもそれを予想できたら楽しいだろうな,と考えたことがあります.

りゅういえんじにあも技術系のお仕事をしているのでわかるのですが,

将来の売れ筋製品を作るにあたって,その技術を保護する必要があります.

保護の方法として「特許」というものがあり,それを予め出しておくことで

自社の権利をまもる,最低でも他社に独占的に技術を使われることを防ぐことができます.

なので企業にとって「特許」は製品を発表するのに大事なものであるのです.

というわけで,公開情報(「特許」)を読んで

次のiPadと次のエンターテイメントの流行を考えてみましたので,

ご紹介します

なぜ特許か

特許とはざっくりいうと

一定の審査をパスした発明(の提案)に関しては

安易にパクられたりしないように公開した上で

「権利で保護されているのでパクってはいけませんよ」と

役所がお墨付きを与えるものです.

つまり一生懸命考えた発明者の権利を守るためのものです.

これを申請するにはそれなりの労力やコストがかかりますので,

会社が特許として申請する場合,製品に関わるものであると予想できます.

もちろん全部が全部製品になるわけではありませんし,

発売されている製品に関しても特許は出願されておらず,

社内でノウハウとして蓄積されているケースもあります.※

それでも,その特許を出願している会社がどんなことを考えているのか

など参考になることも多いのです.

※世界中で親しまれているコカ・コーラですが,
そのレシピは特許化されておらず
また一部の限られた人しか知らない,
というのは有名な話です.
というのも特許として出してしまうと,その中身を公開することになります.
いくら法的に保護されているといっても,
こういったレシピものはその配合を少し変えただけで
特許侵害を回避されてしまう恐れがあるので,
コカ・コーラ社としては権利化よりもこうしたノウハウを公開しないことを
選んだのでしょう.

 

iPadのハプティクス化?

今回参考にしてみた特許は

「US20200285318 – PENCIL HAPTICS」です.

それを通して,どのようなことをアップルが考えているのかをみていきたいと思います.

発明を考えた背景

この特許の背景をざっくりいうと

「タッチスクリーンディスプレイの性能が向上し,
ユーザー入力に対してより応答性の高い反応ができるようになったが,
ユーザーとのインタラクション(相互作用)はまだできていないよ」

とのことです.

この特許ではそれを解決するアイデアが提案されています.

具体的なアイデア

ずばり,「鉛筆型デバイス」です.

おそらく将来的にはApple Pencilに相当するものと思われます.

ざっくりいうとそのデバイスの中には

(1)情報を処理するプロセッサ

(2)鉛筆デバイスが画面に触れた向きや力を計測するセンサ

(3)それに応じた触覚刺激を与えるアクチュエータ

の3つが含まれているそうです.

これによって画面に触れたときの力の向きや大きさを

検出してそれに応じて鉛筆型デバイスからの

フィードバックが(おそらく振動?)手に与えられる,

というもののようです.

それぞれの画像の出典は「US20200285318 – PENCIL HAPTICS」によるもの.筆者がそれをあわせ一つの画像とした

どんなところで使えるだろう?

例えば,鉛筆型デバイス単体で

フィードバックできる機能やその向きを測れるようになったら

どんなコンテンツが生まれるでしょうか?

りゅういえんじにあがいくつか考えてみました.

教育コンテンツ

例えば,小学校で1人一台タブレット,

なんてことが言われていますが,

その教育コンテンツにどうでしょう.

ひらがなの書き順・見本に沿ってなぞることができればOK.

はみだしたら鉛筆型デバイスが振動して指導するなど,

よりわかりやすい指導ができるかもしれません.

デザインソフト

タブレットで絵を書いていたとします.

途中で線の太さや色を変えたいときは,

特定の回数(3回など)ペン(Apple Pencil?)を振ると

設定した太さや色に変わる.

だからいちいち画面から設定を変更させる手間がない.

自分は絵かきではないのでわかりませんが,

作業効率のアップにつながる,かもなどと思っています.

ペンジョイスティック化→操縦ゲーム?

ペン単体に画面への接触を感知するセンサなどがついているので,

ジョイスティックのようにつかって,飛行機の操縦ゲームを作れるかもしれませんね

おわりに

今回は特許を通して世界的大企業であるアップルが

つぎのエンターテイメントとしてどんなことを考えているのかを

考えてみました.

新しい技術,ハードウェアが開発されて

新しいエンターテイメントが提案されるので

ワクワクとした気持ちにならないでしょうか?

個人的にはいろいろな未来を想像できてとても楽しいので,

定期的にこういった記事を書いていきたいと思います.

また,アップルのハードウェアについても

いろいろな工夫が詰められているはずです.

それについてご紹介した記事のリンクを貼っておきますので,

併せてみていただけるとうれしいです.

ありがとうございました.

 

 

 

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