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「エンジニア」という言葉について考えてみた 「コーダー」と「技術者」の違いどう説明する?

技術者目線の小話
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こんな人に読んでもらいたい記事です.

・そもそも「エンジニアとは?」わからん.

・世間一般の「エンジニア」という言葉の使われ方に違和感を感じる.

・「コーダーの方のエンジニア」と「技術者の方のエンジニア」どう説明しようか?

という人

結論

・人によって「エンジニア」という言葉の認識にずれが見られる

・「技術者の方のエンジニア」を「コーダーの方のエンジニア」と区別してもらうのに
どう説明したら納得してもらえるかについて考えました.

(1)「技術者」として言い換えられる「エンジニア」

(2)一学問として成立していることを扱う「エンジニア」

(3)無理なものは無理と認める「エンジニア」

「エンジニア」という言葉の認識がずれている気がする…

こんにちはりゅういえんじにあです.

今回「エンジニア」という言葉についてどう説明しようか,というのを考えてみた記事です.

昨今「エンジニア」という言葉を検索すると「ITの方のエンジニア」,
つまりコーディングする人(コーダー)のことを指すサイトがたくさん出てきます.

しかしその結果に対して「もやっ」とする方々(「技術者の方のエンジニア」)も
ある一定数いるだろうと推測しています.
(主に製造業に関わる人で自分もその一人です)

それは彼らの主な仕事の内容が「ITの方のエンジニア」がやるような「コーディング」ではなく,
「研究・開発・設計」という言葉で表現されるものだからです.

しかし実際「あなたの仕事はエンジニアなの?」と聞かれると,
「Yes」という答えになるために「プログラミングできるの?すごい!」って展開になりがちです.

確かにプログラミングできなくはない(やらなくはない)けど,
それをメインにしているわけではないので「もやっ」とするわけですね.

確かに自分の仕事には「エンジニア」としての要素も含まれるけど,
世間一般で言われているエンジニア(コーダー)との違いをどう説明するかに頭を悩ませるわけです.

今回「コーダーの方のエンジニア」と「技術者の方のエンジニア」
その2つの違いを知らない人にどう伝えるか?について
自分の経験を紹介したいと思います.

「技術者の方のエンジニア」ってどう説明する?

機械とか化学とかに関わる「技術者の方のエンジニア」をどう説明するのが良いでしょう?

「コーダーの方のエンジニア」と「技術者の方のエンジニア」
当事者としては「全然違うよ!」と思っているわけですが,
案外その違いは一般には認識されていません.

どうやって説明しようか,ということを3段階に分けて考えましたので紹介します.

(1)「技術者」として言い換えられる「エンジニア」

一番手っ取り早い,簡単な説明としてまず最初に
「技術者と言い換えられる方のエンジニア」と説明するようにしています.

「下町ロケットみたいなエンジニア」って言っても良いような気がします.

しかし「ITも技術だよね?」と言われると「そうだよね」とならざるを得ないので,
「コーダーの方のエンジニア」と「技術者の方のエンジニア」を
常にはっきりと区別できる説明とは言い難い側面があります.

外資系の現場の技術的トラブルに対応するスタッフも「エンジニア」と言いますね.

(2)一学問として成立していることを扱う「エンジニア」

エンジニアという言葉のもとになっている言葉に
「エンジニアリング(engineering)=工学」というものがあります.

つまりエンジニアリングは高度な学問の一つとして認識されており,
大学での専門的な勉強をしたエンジニアや,
大学院での研究をしているエンジニアのことを指します.

ということで
「『〇〇工学』といって違和感がない」,
「今後の科学技術に関わる大発見をする可能性もある」
「発見をしたら論文になる」
方のエンジニアだよ,説明する方法です.

製造業で活躍している「技術者の方のエンジニア」の方は
「〇〇工学」という名の学問を多かれ少なかれかじっているはずなので,
区別としては問題ないのではないかと思います.

俗な言い方にはなりますが,
「理系の方のエンジニア」
「新卒採用で技術系の枠で募集している方のエンジニア」
といってもいいかもしれません.

(3)無理なものは無理と認める「エンジニア」

機械とか化学とかに関わる「技術者の方のエンジニア」は
「無理なものは無理というエンジニア」です.

というのは「技術者の方のエンジニア」は物理法則を扱うので
物理法則を無視したことは逆立ちしたってできないからです.

食事を抜こうが徹夜しようが,無理なものは無理です.

一方「コーダーの方のエンジニア」が相手にしているのは
顧客(クライアント)や納期です.

彼らは食事を抜き,睡眠を削って無限に作業できる人がもしいるならば,
力技で進捗を出すことができるわけです.

「エンジニア」って言葉をうまく使って,自分の仕事のことを伝えよう

今回世間一般で言われている「エンジニア」と
機械とか化学とかに関わる「技術者の方のエンジニア」の違いについて紹介しました.

自分の仕事のことをうまく伝えられるようになれば良いですね.

ありがとうございました.

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