記事内に広告が含まれています

【家事】【お洗濯】お洗濯ものを干すとき物干しハンガーを斜めにしない方法

技術者目線の小話
スポンサーリンク
  • 広告を含む場合があります

こんな人に読んでもらいたい記事です

・物干しハンガーが斜めになるのは嫌だ,という人
・どうやって干したら良いの?という人

結論

・お洗濯ものを干すときの鉄則
-重いものから物干しハンガーにつける
-物干しハンガーの中心側からつける
・何か順番をきめるときはどんな要素が目標としているもの(状態)に
影響を与えるかを先に考えよう

はじめに

こんにちは,りゅういえんじにあです.

日々の暮らしの中で必ずしなければならない,お洗濯.

それを干すときに何も考えずに物干しハンガーにつけたら,
気づいたら一方に傾いてしまって不格好になってしまった,
という経験はありませんか?

私りゅういえんじにあも一人暮らしを始めたころは
何度か失敗してこうなってました.

今となっては「なんとなく」で物干しハンガーを水平に
したまま洗濯物を干すことができるようになりました.

一方技術者は何か目標のもの(状態)があるときに,
「いかにして効率よく,目標のもの(状態)に近づけるか」
ということを職業柄考えます.

そこで今回
「物干しハンガーを水平にしてお洗濯ものを干す」
という目標を達成しようとしたときに,
技術者視点ではどのように考えるのか
ということを大真面目(笑)に書いてみました.

物干しハンガーを斜めにしない干し方を考えよう

以下の複数のステップに渡って考えていきたいと思います.

物干しハンガーが傾くor傾かないを決める要素はなにか

技術者の視点では

物干しハンガーが傾く動き=ハンガーが回転する動き

と考えます.

この回転の動きを生み出す要素に
「モーメント」という値があります.

モーメントはものを回転させる力のようなもので
(1)回転する中心(今回はハンガーを物干し竿に引っ掛ける部分)と洗濯物間の距離が大きい
(2)洗濯物の重さが大きい
ときに大きくなります.

モーメントとは?

※実際は「モーメント」は以下のように計算されます.
(ここでは細かい話は割愛しますが,ものを回転させる力のようなものです)
M(モーメント)=L(回転中心からの距離)×N(重さ)
詳しくは高校物理の参考書等をご参考ください

またモーメントは
「物干しハンガーを右回しさせるのモーメント」と
「物干しハンガーを左回しさせるのモーメント」の2つを考えます.

技術者目線では目標をどう表現するか

先程「モーメント」という物干しハンガーを
回転させようとする要素をお話しました.

「モーメント」という言葉を使って
「物干しハンガーを水平にして洗濯物を干す」という目標を
表現し直すと

「左右のモーメントをできるだけ等しくする」

とすることができます.

理想的にはこの目標を達成するとき,
「適切な回転中心からの距離」と「適切な洗濯物の重さ」
の組み合わせを見つけて左右のモーメントをできるだけ等しくする
ことを考えます.

しかし実際は「回転中心からの距離」と「洗濯物の重さ」の組み合わせは無数にあるので,
すべての組み合わせを予め組み合わせて計算しておくのは現実的ではありません.
(てかそんなことしてたら,家事なんて進まない)

なので今回は

まず何もかかっていない物干しハンガーの
片方に洗濯物をつけ(洗濯物がある側に傾く),
その反対に別の洗濯物をかけ,
反対側に傾いたらその反対に洗濯物をかける…

を繰り返して

『物干しハンガーの左右のモーメントの
釣り合いを都度保ちながらすべてを干す』

という形をとることにします.

ざっくりいうと「左右のバランスを見ながら干す」というのがこれに当たります.

ではどのように干すのがよいか

『物干しハンガーの左右のモーメントの
釣り合いを保ちながらすべてを干す』

ためにはどのようにかけるのがよいのでしょうか.

モーメントの性質を考えますと以下のようになります.

(1)重い洗濯物からかける

理由
・お洗濯ものには水分の含みやすさや大きさによって,
重さがバラバラなものがたくさんある.
・最終的には重い洗濯物,軽い洗濯物関わらず
すべてを干す必要がある.
・先に重い洗濯物を干しておけば
終盤でモーメントが大きくずれる可能性を減らせる

(2)物干しハンガーの中心からかける

理由
・物干しハンガーの同じ位置にかけられる洗濯物には限りがある.
・中心から干しておけば,左右で差が生じたモーメントを補正するとき,中心からの距離を調整することで軽い洗濯物でも反対回りをするモーメントを稼ぐことができる

上記で説明した
(1)(2)を用いて左右のバランスを見ながら干していきましょう.

おわりに

今回洗濯物を干す家事を例に,技術者が課題を解決する流れの一つを紹介しました.

洗濯物の干し方がテーマなので,慣れてくれば
本記事の結論はなんとなくでわかる話かもしれませんが,
理論的に考えても同じような結論にたどり着く
という話をイメージしてもらえたら嬉しいです.

ありがとうございました.

コメント

タイトルとURLをコピーしました