こんな人に読んでもらいたい記事です
・冷蔵庫から「ブーン」という音が出ている,原因はなんだ?
・家庭での冷蔵庫の異音調査どんな風にすれば良い?
という人
結論
冷蔵庫の異音の原因を考えるときは「動いている(回転している)部分」に注目しよう
・コンプレッサー
・冷却ファン
冷蔵庫から「ブーン」という異音がでてきた
こんにちはりゅういえんじにあです.
お家で使っている冷蔵庫から「ブーン」という異音が出てきました.
もちろんどんな静かな冷蔵庫といえども「動作音」といえる音は聞こえますが,
今回は今まで聞いたことのないレベルの音量だったので心配になってしまいました.
ホントに冷蔵庫が故障しているのかわからなかったのでが,
サポートセンターに連絡しました.
しかしメーカに点検・原因確認をお願いするにも「出張費」がかかる,
と言われてしまいました.
そこでせめてなんとか「冷蔵庫壊れているぜ!」ということを確認してから,
出張修理をお願いしたいと思い,自分で異音の原因を探って見ようと考えました.
あれこれ原因を探ってみましたので,その流れを整理しました.
異音の原因は動いている(回転している)部分に注目!
そもそも冷蔵庫から音が鳴るということは,
冷蔵庫本体にに何かしらの力(加振力)がはたらいているということです.
「動いている(回っている)もの」がぶつかることによって
本体に加振力がはたらいていると推測しました.
(ちなみに基本的に力は「触れているもの」からしかはたらきません)
冷蔵庫の場合は「コンプレッサ」または「冷却ファン」が相当するので,
「コンプレッサ」または「冷却ファン」の故障に注目して原因解明にあたれば良さそうと
見当をつけることにしました.
(1)冷蔵庫の冷えは悪くなっていないか?→悪かったらコンプレッサーの故障を疑え!
最初に目をつけたのが「そもそも冷蔵庫の冷え悪くなってない?」でした.
コンプレッサが壊れていたらそもそも冷媒を圧縮できないので,
冷蔵庫内を冷やすことができなくなります.
また,コンプレッサを止めると冷媒の圧力が変わってしまうので,
「常に大きな音が続いている」状態になります.
冷蔵庫の冷えを確認することで
最低限コンプレッサーが壊れていないか確認することができそうです.
今回は「音が出ているとき」もあれば「音が出ていないとき」もあり,
「常に音が出ている」状態ではなかったのでコンプレッサ故障説は薄かったです.
(2)完全に電源を落としてしばらく放置,その後も再現性があるか? →再現性があるなら冷却ファンの故障を疑え
次に目をつけたのが「電源を抜いたあとに再現性があるか?」です.
冷蔵庫はものを冷やす機能を持っているのでどっかにどっかに氷が出来てしまうことでがあります.
基本的に自動霜取り機能がついていて,冷蔵庫内の温度を一時的に上げる
ことで霜を溶かしています.
しかしごくまれに霜取り機能がうまくはたらかず,
冷却ファンのまわりに氷がくっついて羽とあたってしまうことがあるようです.
それが「ブーン」といった不自然な音につながるんですね.
でももしファンと氷の接触によって音がでる,ということであれば
一度完全に電源を落とし放置しておけば氷が溶けて音がでなくなるはず.
もし電源を落としてしばらくしてから,サイド電源を投入しても
音が続いていたら冷却ファンに異常がある可能性がある,と推測できそうです.
ちなみに冷蔵庫の電源を落とすときの注意点としては,
・食材の保管先の確保(保冷ボックスなど)
・水受け皿に溜まっている水の処理
(溜まっていると冷蔵庫を動かしたときに水漏れの危険)
などがありますので注意してください.
保冷ボックスに関してはこれを期に
以下のようなものを買っても良いかもしれません.
ちなみに 初期不良ではないのか?
冷蔵庫も機械製品の一部です.
機械製品にも初期不良と呼ばれるものがある場合があります.
ただし初期不良による異音は概ね使い始めたタイミングが最も出やすいです.
(「バスタブ曲線」のお話です)
(「初期不良」と言われるくらいですから当たり前かもしれませんが)
したがってしばらく使っていて出てきた音に関しては「初期不良」ではなく
上記にように機械的に何かしらのトラブルが発生している可能性が高いと判断するべきです.
以下も参考にしてみてください.
![](https://ryuyengineer-log.com/wp-content/uploads/2020/10/441f47dc695ae44ac1ff86b4fbb35e7d-160x90.jpg)
おわりに
今回は我が家の冷蔵庫から異音が発生したので,
その原因を探ったときのメモを残そうと思い,記事にしました.
参考になれば幸いです.
ありがとうございました.