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「レゴ 競争にも模倣にも負けない世界一ブランドの育て方」 読んだらこんなことがわかるよレビュー・感想

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こんな人に読んでもらいたい記事です

・「レゴ 競争にも模倣にも負けない世界一ブランドの育て方」を読んでみたい

・この本を読むとどんなことがわかる?

・「経営危機に瀕し,復活した企業の歩みのモデルケースを知りたい!」

という人

結論

話題の本
「レゴ 競争にも模倣にも負けない世界一ブランドの育て方」
を読んでみました.

細かい内容には触れませんが,こんなことがわかるよという内容を紹介します.

世界的に有名な玩具メーカである「レゴ」の紆余曲折をなぞりながら
経営・製品の考え方について学べる本になっています.

(1)企業の「経営危機→復活→また危機(とその対応)」の移り変わりの一例がわかる

(2)「コモディティ化しやすいものを扱う会社がどうビジネスを作っていくか」がわかる

(3)「レゴの変遷からみる今後生き残っていく企業ってどんな企業?」がわかる

「レゴ 競争にも模倣にも負けない世界一ブランドの育て方」を読んでみた

こんにちはりゅういえんじにあです.

この本を読むとこんなことがわかるよ,という視点で紹介したいと思います.

興味があったら読んでみてください.

「レゴ 競争にも模倣にも負けない世界一ブランドの育て方」読んだらわかること

ここでは「レゴ 競争にも模倣にも負けない世界一ブランドの育て方」を読んだら
「こんなことがわかったよ!」というのを3点ピックアップしてみました.

(1)企業の「経営危機→復活→また危機(とその対応)」の移り変わりの一例がわかる

レゴは今や世界的な玩具と言えますが,創業から順調に成長してきたものの,
テレビゲームなどほかのおもちゃに押されて経営危機に陥ったことがあります.

それは成功体験を引きずり時代のトレンドを見誤ってしまったことによるものでした.

いわゆる「イノベーションのジレンマ」です.

紆余曲折があってヒット商品,サービスを作りだし経営危機を脱します.

しかし,その後がずっと成長を続けるかと言われるとNOで,
再び危機が訪れます.

本を読みながらこのレゴの紆余曲折をたどっていくと
まさに平家物語の冒頭の一節ある「盛者必衰の理」に近い話だよなぁと感じたのでした.

平家は完全に滅んでしまいましたが,企業がそうならないために
「常に状況をアップデートする,決めたら終わりではない」
という重要性を感じさせます.

玩具が主力商品なので,変化するトレンドも日常生活にで触れるようなもので,
イメージしやすいかなと感じます.

(2)「コモディティ化しやすいものを扱う会社がどうビジネスを作っていくか」がわかる

ご存じの通りレゴの主な商材は「レゴブロック」で,乱暴な言い方をすれば高々プラスチックの塊です.

カチッとはまる形状で特許を取得したことで他社製品と差別化ができ,
世界中に広がっていきました.

しかし特許も無限に権利があるわけではなく,
特許切れとともに同様の構造を持つ安価なブロックが
世界中の企業から発売されました.

ブロックのコモディティ化です.

コモディティ化するブロックを扱うレゴがどのような考え方で新しいビジネスを作り成長していたか,
ということが紹介されています.

コモディティ化とは日本語では「一般化」と表現される言葉で,
かつて価値があるとみなされていたモノが普通のものになってしまうということです.

これはブロックだけの話ではありません.

このような作る製品のコモディティ化は自動車のようなものにも広がりうるので,
他分野の製造業で働いている人の参考になりえます.

自分の職場も製造業ですが,レゴブロックのようにいつコモディティ化してもおかしくないものだと思っています.

「自分の会社だったらどうしたらよいのか?」ということを考えるきっかけになりました.

新しいサービスを考える上で参考にしたポイントの一部は
以前読んだワークマンについての本にも似たようなものがありました.

よろしければ以下の記事も読んでみてください.

(3)「レゴの変遷からみる今後生き残っていく企業ってどんな企業?」がわかる

上記の通り,「ブロックのコモディティ化」に立ち向かったレゴですが,
会社の強みだったり哲学を明確にし,それを体現する新しい製品・サービスを
作る必要があります.

この哲学のことを「パーパス」とか「存在意義」といいます.

この「会社の哲学を明確にしましょう」というのは
おそらく表現は違えど様々な企業を扱ったビジネス本でも述べられている話です.

「でもどうやって自分の会社の哲学明確にするのよ!?」って思いませんか?

僕は思いました.

自分の全く知らない製品,サービスにかかわる会社の
哲学を考えるの実例をみてみたところでなかなか自分の仕事に生かしきれないことがあると思います.

その点においてレゴは商品が玩具であり,子供向けということなので,
会社哲学も割とわかりやすい(イメージしやすい)表現で示されているような気がします.

多くの人にとって「自社の強み,哲学ってなんだ?」って考える
ケーススタディになるなぁと思います.

おわりに

今回は「レゴ 競争にも模倣にも負けない世界一ブランドの育て方」を実際に読んで
どんなことがわかるのか,という視点で考えてみました.

「どのような会社が危機に瀕し,どう復活したのか」についての知見を広げたい,という人には最適な本と言えるでしょう.

具体的な商品が子供向けの玩具ですので,イメージがしやすかったです.

ありがとうございました.

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