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【就活・転職】研究紹介・業務経歴書のフォーマット・テンプレート,書き方案~”Quad Chart(クアッドチャート)”の紹介~

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こんな人に読んでもらいたい記事です

・就活で「研究紹介」「技術プレゼン」をする必要がある

・「研究紹介ってどれくらいの資料までOK?書き方は?」と疑問を持つ

・「良いフォーマットとかテンプレートないかな?」

・技術系転職者で「業務経歴書」以外に自分をアピールできるツールはないかな?

という人

結論

・研究紹介や業務経歴書では,
端的に自分ここれまでの成果を表現しないといけない

・自分を端的にアピールできるツール,テンプレートとして
“Quad Chart”(クアッドチャート)を紹介!

ぱっと自分のやってきたことをアピールできるものが欲しい

こんにちはりゅういえんじにあです.

当方は新卒でメーカに入社しましたが,
その際自分の研究について「研究紹介」「技術プレゼン」を
することになりました.

会社ごとにいちいち資料を用意するのも面倒だし,ということで
「なにか良いテンプレートがないかな?」と思い探した結果
“Quad Chart”(クアッドチャート)というものを見つけました.

自分なりにカスタマイズして利用してみたら,
それなりに使い勝手がよくしっくりきたので紹介します.

プレゼンのコツについては以下の本が参考になるかもしれません.

Quad Chart(クアッドチャート)ってなんぞや?

“Quad Chart”(クアッドチャート)とはなんぞや,という話ですが,
「プロジェクトを紹介するテンプレートの一種」であります.

wikiによると米国商務省が発端のようです.

米国商務省のソースからわかりやすい表記がなかったので,
代わりに米国の退役軍人省のホームページをみると,
“Quad Chart”について以下のように説明されています

The quad chart presents a brief snapshot of the study across four quadrants of a single PowerPoint slide

Project and Award Quad Chart Guidelines

翻訳すると以下です.

「クワッドチャートは、単一のPowerPointスライドの4つの象限にわたる調査の簡単なスナップショットを示しています」

またこのHPにはガイドラインやテンプレートも掲載されており,
その内容のポイントをまとめると以下のようになります.

・1枚のPowerPoint(パワーポイント)スライドで完結.
・4つの象限(パート)で構成.
・図や表,箇条書きを駆使し簡潔に表現

衝撃なのは,文字のポイント(大きさ)も指定されていることです.

十分なスペースがない場合は文字を小さくすることではなく,
分量を減らすことで対応せよとなっています.

ある意味とてもきつい制約が課せられているフォーマットと言えます.

Quad Chartテンプレート

[出典]Project and Award Quad Chart Guidelines

なぜ”Quad Chart”が良いのか

りゅういえんじにあが”Quad Chart”(クアッドチャート)を
良いと思っている理由は以下のようになっています.

(1)本当に伝えたいメッセージが整理できる

大事な情報を絞れる(絞らざるを得ない)

“Quad Chart”は上記に示した通り,
4項目に絞らざるを得ず,文字の大きさも決まっているので,
「何を伝えるか」を厳選する必要があります.

ただそうすることで必然的に自分で必死に考えることになり
「自分が伝えたいのはこれだ!」
がはっきりするようになります.

エッセンスだけを伝えて「より詳しく知りたい」と
思わせることでその後の質疑応答もテンポよく進み,
面接官への印象をよくする効果もあります.

(2)発表を聞いている人にやさしい

「話を聞いている人が自分のペースで,資料を見れる」
のが大きいポイントです.

何枚もスライドがある資料で,短い発表時間だと
必然的に1枚に割ける時間が少なくなります.

話を聞いている人はわからない場所があると
立ち止まって途中で資料を眺めるわけです.

しかしあまりに資料が多いと元の場所(今発表している部分)に
戻るのも一苦労で肝心の中身が伝わらないなんてことになりかねません.

“Quad Chart”にすることで発表を聞いている人は
・ページをめくる手間がない
・各項目の対応を見比べながら話を聞ける
・「ちょっと前の項目の内容を思い出して,今話している場所に戻る」
ということが気楽にできるようになります.

より詳しく説明するときは,別のフォーマットを
使った方がよいかもしれません.

(3)日本人にも馴染みやすい

日本人は「起承転結」だったり「序破急」で表されるように
3または4の区切りで,ストーリーをまとめることが多いです.

「4つで説明を区切る」というのは
日本人であってもメッセージを伝える上で
馴染みやすいのではないかと考えています.

具体的な使い方 Quad Chartを自分の使い勝手に合わせて変えよう

とはいえ,
「このテンプレートじゃ自分の研究(業務)を紹介できないよ…」
という人のために実際にりゅういえんじにあが
就活のときにつかったクアッドチャートの
テンプレートを紹介します.
りゅういえんじにあはこのテンプレートで資料を作成しました.

参考として示します.

(1)Objective(研究の目的,長期的ゴール)

研究の目的(長期的ゴール)を示します.

長期的にはどのようなゴールを持って
プロジェクトを進めているのかを示す必要があります.

これは就職後の報告にも当てはまり,現場から離れ最終決裁を下す役職ほど,
この方針を気にする傾向がありますので,
「長期的視点を持ちながら研究に取り組んでいる」ということを
示さなければならないからです.

(2)Approach(目的を達成するためのアプローチ)

目的を達成するために踏んだステップ,アプローチを示します.

スペースの関係でここでは細かい実験条件は不要ですし,
就活の現場では面接官は興味無いです.
(細かいことを聞きたい場合は質疑応答で聞かれます)

「長期的視点を達成するために,課題を洗い出して
取り組める人間です」ということを示します.

(3)Result(結果,得られた成果)

これまでの取り組みで何を達成したのかを示します.

たとえば
「〇〇がわかった」
「▲▲という課題を発見した」
などです.

ここでも細かい実験結果を述べる必要はなく,(できない)
一言で「これまでの取り組みでこういう結論を出せました!」ということを表現します.

(4)Future Works(今後の展望,研究の進め方,課題)

とはいえ,これで長期的目標が達成できたわけではないでしょう.
残った課題を示し今後の展望,という形で表現します.

これは「長期的目標を踏まえ次やるべきこと
を考えられる人材です」ということをアピールすることに繋がります.

もちろん転職の場合は実験データを載せるなんて出来ませんので
ここまで細かい話は出来ず概要を載せることにならざるを得ないです.

しかし概ねこれまでの業務の
「長期的目的」「アプローチ」「達成したこと」「課題」を
まとめれば職務経歴書に必要な内容を網羅できるはずです.

終わったら送付するわけですが,データ容量が大きいとメールで送れなくなるときがあります.
うまく圧縮して送りましょう!

おわりに

今回米国で使われている
資料作成テンプレートである
“Quad Chart”(クアッドチャート)を紹介しました.

資料作成の参考になれば幸いです.

ありがとうございました.

フォーマットを決めたら次は内容を考えましょう.
報告の内容の検討については以下をご参照ください.↓

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